清水寺 その2

清水寺に到着。テレビや雑誌でよく目にするが、来るのは本当に久しぶり。
まず、随求堂。「胎内めぐり」というものを体験できる。
このお堂は、衆生の願い、求めに随って、叶えてくれるという大功徳をもつ大随求菩薩
(だいずいぐぼさつ)を本尊(秘仏)としてお祀りしている。
真っ暗闇の中を、左側の綱を頼りに進んでいき、大随求菩薩様との縁を結ぶ。
この、真っ暗闇の中を進むというのは、本当に怖いもので・・。
眼の見えない方は、常にそういう状況であるわけで。


この日は、千日詣り。
1日のお参りで千日分のご利益があるといわれる観音さまの最大の功徳日、だそうで。
さて、拝観料を払って、清水の舞台に向かう。
・・と、その手前で列をなす人々。本堂の内々陣へ入るための列。
本堂の内々陣でご献灯ができるのだ。
初めて入る、本堂の内々陣。特別に拝観できる、というわけ。
ご本尊は、清水型十一面千手観音
一般的な千手観音像と違い、左右の腕を頭上に高く挙げて化仏(けぶつ)を戴く姿で、
清水寺独自のものであり、 「清水型観音」と呼ばれているそうだ。
御本尊は、本堂最奥部内々陣(ないないじん)の厨子(ずし)内に秘仏として祀られ、
厨子前に御本尊の姿を写した御前立仏(おまえだちぼとけ)を安置している。
御開帳は、なんと、33年毎!
近年では2000年に通常の御開帳、2008〜2009年に特別に御開帳されたとか。
ということは、もう見られないやん!!!
途中でひどく雨が降ってきたりして、ちょっと大変だった。


そうそう、山伏さんたちがやってきて、本堂内々陣に向かって祈祷。
へ〜え、と思って見て、音羽の滝を見て、清水の舞台の下の道を歩いていく。
と、南苑での護摩焚きに遭遇。
お盆の8月16日、大文字をはじめとする五山の送り火に慶讃して行われる仏教行事で、
「採燈大護摩供」というそうだ。初めて見たわー。
まだまだ、知らないことがたくさんあって、楽しいなー。


清水寺を出て、ぶらぶらと、途中のお店を冷やかしながら歩く。
八坂の塔に差し掛かると、いつもは閉まっている入口が開いているではないか!
閉門時間ぎりぎりだったみたいだけど、中に入って、塔の中をを少し見ることができた。
正式名称は「霊応山 法観禅寺」といい、臨済宗建仁寺派の寺である。
塔の扉を閉める前の儀式?も見ることができ、ラッキーだったな。
祇園四条駅まで歩いて、京阪電車に乗った。