奈良・吉野 金峰山寺 蔵王大権現さま その1

奈良県吉野へ行ってきた。
蔵王堂のご本尊、蔵王権現が特別ご開帳中。6/7まで。
金峯山修験本宗 総本山金峯山寺
平城遷都1300年の年にもご開帳があって、見に行った。
そのときに、父がいたく気に入り。
国宝・仁王門の修理勧進のため、今年から毎年ご開帳があることになり、
この春は3/31〜6/7まで。(この秋にもご開帳予定らしい)
「いつ、行くねん?」と楽しみにしていた父。
小学生かっ!?というほどのはしゃぎっぷり。


行くには、近鉄電車で大阪阿部野橋から吉野まで。
急行だと1時間30分、950円
特急だと1時間15分、950円+特急料金500円
往復切符と蔵王堂拝観料(1000円)がセットになった企画切符2,570円を購入した。
コーヒー代金くらいは浮くよね。(笑)
私と母は、ゆっくりのんびり、電車に揺られて。
座れたこともあって、睡眠不足を補うもよし、車窓を眺めるもよし、
駅に置いてあった「大和を歩こう」という冊子を読むもよし、と思っていた。
普通、そうじゃない?
ところが・・・。
イラチのじいさん(父のことだけど)
半分くらいのところで、イライラ、イライラ、し始める。
遅いっ! とろいっ! こんな所で停車するなっ! とろとろ走るなっ! また止まるっ!
と、ま〜、口の多いこと。それもまた、車両中に聞こえる大きな声で言い続ける。
自分が、耳が聞こえないもんだから、どれだけデカイ声を出しているのかわからないのかな。
恥ずかしいったら!
確かに、橿原神宮前駅以遠は各駅停車になってしまうし、
途中で何度か時間調整のために停車する。
単線になっている区間もあるし、無人駅も多い。
そういうことに対して、いちいち大きな声で文句を言うんやわ。
そんなこと、言っても仕方ないやん!?
その利便性をあげる云々は、近鉄電車の経営方針やし、
地元住民からの要望とか、よく利用する人の声で変わっていくものかと・・。
年に一度、乗るかどうかっていう乗客が、いま言ったところでどうなるもんでもない。
70過ぎて、よくもまあそんなに怒る材料があるもんだと、感心?するというか・・。
まだまだ元気、大丈夫ってことかな。
いや、でも、もうちょっと落ち着いて欲しいわあ。


吉野に到着。私はこの時点で、父の言動に少々お疲れ。(苦笑)
そこへ、更に。
吉野山の山上までは、歩いても行けるけれど、ロープウェイかバスに乗る。
たいていの人は、ロープウェイで行くのだけど、バスの人が呼び込みをしていた。
「350円です」という声が聞こえたとたん、
「高いなあ! バス!!」とデカイ声で言う父。
バスの人は、カチンときたのか「ロープウェイも同じ値段です!(怒)」と。
それにまた、「わしゃ、バスみたいなチンタラしょーもないモンには乗らん!」
と、いらんことを言う父。デカイ声で。
あのね、そんなデカイ声でイチイチ言わないっ! となじると、
「わしゃ、こそこそ話さへん! 誰にでもどうどうとしゃべる!」と。
(いやいや、そういうことで我を張らなくても・・)
も〜ぅ・・・・・。ほんまに、ガキか!?
よくそんなで、社会人やってるなあ・・とほとほと呆れる。


行く! と言ったら、すぐじゃなきゃだめな人。
耳が聞こえないもんだから、イライラするみたい。
四六時中続く、やかましい耳鳴りに負けまいと、大きな声を出すし、
しゃべり続ける。いま、その話、する必要ある??と思うことは常時。
きょうも、テレビを見ている間中、ず〜〜〜〜〜〜っとしゃべり続けていた。
ほんまに、相手するの、疲れるよ、まったく。