春子さんにバナナ ゴーゴくんのおやつタイム

アジアゾウの春子さんにお供えするために、天王寺動物園に行った。
献花よりもバナナがいいよね、と3房買った。3人で行くから3房。
私達のお昼ご飯に、練り天・おにぎり・スイカも購入。
11時半頃に入園。すぐにゾウの屋内舎へ。
献花台が置かれ、7月30日に死んでしまったことのお知らせ、春子さんの写真。
その中に、動物園にやって来た、2歳頃の春子さんの写真があった。かわいいね。
花束やバナナが置かれていた。人気者だったんだ。長い間ありがとうね。
アジアの熱帯雨林ゾーンには、一頭残ったラニー博子がいたけど、心なしか淋しそうだった。


ご飯を食べて荷物を減らそう!と、涼しい場所を探して座る。
おいしかった! 何か食べる物を持って来るのがいいね。
この間は時間がなくて見られなかった動物達を見に行く。
まず。
爬虫類(苦笑)
なんで? 父が見ると言ったから。
ん、でも、なかなかおもしろかったよ。クーラーの効いた館内で涼めたし。
カメは、あんなに乾燥しているところで暮らせるのか。エサも硬そうな葉っぱだし。
く、びの長いカメがいたりして。
次はひながいるという、ツルのところへ。
ツルって、脚をあんなふうにして座るのか。
カンムリヅルとナベヅルとにひなが生まれていた。
ほわほわしていて、かわいらしい。
人間が近づくと、親鳥は声を出して威嚇する。
ひなを守ろうとしているのだろう。動物園だから天敵はいないのに。本能なんだろう。
カバは、水につかって動かない。
周りには、魚が数匹。共生しているのだ。
見たかったアミメキリン
昨年、姫路セントラルパークから天王寺にやって来た幸弥くん。
今年6月に近鉄あべのハルカスが寄贈したハルカスちゃん。
どちらも元気に、アフリカサバンナゾーンにいた。
エランド、グランドシマウマ、ホロホロチョウ、とともに。
ライオン達は、暑過ぎてぐて寝。
チュウゴクオオカミが7〜8頭いるのだけど、1頭が物凄く痩せていた。なんで?
まだ見ていない動物達がいるのに、父はもう帰るという。
暑くて、冷たい物でも食べようよ、という話になって。
そうなると、いつも行く駅前地下のお店のミニパフェを食べたかったのだろう。
あれを食べる!となると、もう頭の中はそのことだけ。
これは、後遺障害じゃなくて、ただ「じじい」になっただけよねえ。
母はそんなことないけどなー。男って、限りなく勝手だと思うわ。


2人には帰ってもらって、私はゴーゴくんのもとへ。
おやつタイムがあるのだ。
時間どおりに、飼育員のお兄さんが登場。
楽しくためになる説明とパフォーマンス。
ホッキョクグマは、一日に、肉・魚を8.5㎏も食べるのだそうだ。
おやつタイムの食べ物は、牛肉2㎏、肉食動物用特製ソーセージ1本、生きた鯉4匹、
リンゴ1個、白菜1/4、蒸しサツマイモ1本、生ニンジン1本。
まず、見ていてください!と、リンゴをプールへ投げ入れる。
ゴーゴは、ふぅ〜ん・・という反応。
次に、牛肉をプールへ。ん?投げ入れる前から、ゴーゴの「やる気」が違う。
目で確認してすぐに飛び込み、GETして上がってきて食べ始めた。さっさと完食!
白菜はふぅ〜ん・・。ソーセージはやる気。鯉はうまいこと捕まえて、さばいて食べる。


一見残酷なようだが、自然界ではアザラシを食べている。
ゴーゴ(とバフィン)は、すべて残さずに食べ切る。
我々人間が食べ物を残すことのほうが、余程よくないことだし、環境汚染である。
ホッキョクグマの数は減り続け、動物園での飼育個体数も同様である。
ホッキョクグマが住めない地球は、人間にとっても住みにくいのである。
そのことをよく考えて欲しい。
と、飼育員さん談。
よそのおばあさんが「飼育員さん、ええこと言うなあ!」って。
投げる時に「ゴーゴ、いくでぇ!」とは、さすがに大阪のお兄さんやわ。(笑)
投げ入れ終了、ゴーゴが食べている間に聞いてみた。
私:ゴーゴは、肉・魚とリンゴ・白菜をどうやって区別しているのですか?
飼:目で見て確認しています。先日、鮭が贈られた時も、鮭をガン見していました。
人間と同じくらい見えています。色の識別は異なるようですが。あと、鼻も利きます。
とのこと。へ〜! ためになるなあ。たまには動物園にも行かないとねえ。