モンテ・クリスト伯/Amour de 99

宝塚宙組公演『モンテ・クリスト伯/Amour de 99−99年の愛
2階17列下手 2000円


ずいぶん前に文学座で上演したものを観た。それは、主演が内野聖陽だったからにほかならない。
フランス製作のテレビドラマも見たかな。ジェラール・ドパルデュー主演。
今回、原作の長さを考えると、1本立てのお芝居でも良さそうなもんだけど。
物語は、
「19世紀初頭、船長への昇進が決まった若き航海士エドモン・ダンテス(凰稀かなめ)は、恋人メルセデス(実咲凛音)との結婚式を挙げ、幸せの絶頂にあった。だが突然、ダンテスは身に覚えのない容疑で逮捕され、孤島の監獄に投じられてしまう。彼を陥れたのは、貴族のフェルナン(朝夏まなと)、ダンテスの同僚ダングラール(悠未ひろ)、そして検事補のヴィルフォール(蓮水ゆうや)の3人だった。監獄で絶望の日々を送っていたある日、同じく罪なくして捕らわれていたファリア司祭(寿つかさ)との出会いから希望の光を得たダンテスは、自分を騙した者たちへの復讐を誓い、それが彼の生きる目標と化していくのだった―。」<朝日新聞の公演評より抜粋>
というもの。
おもしろかった。
フェルナン、ダングラール、ヴィルフォールの悪役3人ともに魅力的。
特にダングラールが好き。(笑)  悠未さんが好きなんだな、きっと。
憎しみに囚われたダンテスを支え続けるのが、ファリア司祭(寿つかさ)とベルツッチオ(緒月遠麻)。
この2人がまた、いい! 特にベルツッチオ。
この人、誰だろう?と思いながら見ていて、ダンテスの家令をやるんだから、
若手ではできないよなー、でも、誰?って。
前回『銀河英雄伝説』ではとっても地味(と私は思った、ごめん)だった緒月遠麻さん。
今回はとても魅力的で良かった。さすが上級生(笑)
ラストは原作とは違う。宝塚だから当然か。


ショーが、また良かったのだ!
99年の歴史、なんてのは詳しく知らんが、結構知っている曲があった。
私も、少しは宝塚を観劇してきたってことね。
そして驚きの凰稀かなめの脚線美。ほんま、綺麗やわー、この人。
歌はあまりうまくないけど、今回は気にならなかった。
もう、宝塚は見なくていいかな〜と思っていたけど、やっぱ見ないといけないものはあるわ。
とりあえず、来週末から始まる『ベルサイユのばら』のチケットを探そう。
今日の席がいいなあ。2階最後列の端。
今日は、前が2列も空いていたから、舞台がよく見えたのかな。
前に人がいると違うんだろうな。
せっかくおもしろい作品なのに、空席があって勿体ないと思った。


そうそう、館内の様子が変わっていて驚いた。いつの間に?
チケットカウンターがあんなになっているとは!