最強のふたり ＆ レ・ミゼラブル

大阪松竹座で幕見しようと出かけたけど、見たい芝居は満席だった。
直ぐに帰るのも癪で、久しぶりにミナミに出たのでぶらぶらと。
高島屋でわかめ煮を買うのを忘れないように！
映画を見ることにした。

『最強のふたり』
http://saikyo-2.gaga.ne.jp/story/

いや〜、良い映画でした。
上辺だけの言葉や付き合いでなく、
計算なく、同情も偽善もなく、本音でずばずば物を言うドリス。
「障害者には慣れています」という知ったかぶり
「障害者にはこうしてあげないと」という同情や押し付け
（逆に、こうしてもらわないと、という厚かましさがある場合もあるよね）
「障害者の社会参加に貢献したい」という偽善
にうんざりしていた（絶望と言っていいかも）フィリップには必要だった。
「障害者」という視点が全く無いドリス。
フィリップもまた、ドリスに同情などしない。
貧しいスラム出身で前科あり失業中、生い立ちも複雑なドリスに。
あと、音楽がいい！　ユーモアがいい！
今の医学では７０歳まで生きられるんだ･･と残念そうだったフィリップが、
ドリスと心を通わせていくに連れて、心からの笑顔を見せるようになる。
豪快なようで、その実、とても繊細なドリスからフィリップへの贈り物。
すごく感動！というのではない。
楽しく見られる映画。お奨め。もう一度観たい。

『レ・ミゼラブル』のチラシがあった。
ミュージカル版の映画があるらしい。
主演はヒュー・ジャックマン。ジャベール役はラッセル・クロウ。
１２月１４日公開予定。楽しみ！