トロイラスとクレシダ

『トロイラスとクレシダ』シアター・ドラマシティ千秋楽公演
http://www.saf.or.jp/arthall/event/event_detail/2012/p08mid.html
どうしようかな〜?と迷っていたけど、格安で手に入ったので行った。
演出 蜷川幸雄
作 W.シェイクスピア
翻訳 松岡和子
出演 山本裕典(トロイラス)
月川悠貴(クレシダ)
細貝圭(アイアス)
長田成哉パトロクロス
佐藤祐基(パリス)
塩谷瞬(ディオメデス)
内田滋カサンドラ

小野武彦(パンダロス) ほか


会場に入って。
日曜の昼公演、しかも千秋楽前日だというのに、後方には空席が。
う〜ん・・主役級のネームバリューがあまりにもなかったかな?
蜷川作品の常連であるベテラン舞台俳優さん達と
ネームバリューのあまりない若手俳優達との
お芝居の格差が大きかった。
ストーリーも、なんだかすっきりしないで終わった。
元々、そういう戯曲のようだけど。
山本くん、台詞に深みがなく、一本調子に聞こえてしまった。
クレシダと愛を語っているときはまだいいんだけど、
「神よ!」てな台詞のときがよくない。
ベテランさんの余裕ある台詞(本人の言葉に聞こえるのが上手い)に
比べて、「台詞いってま〜す」なんだよね。頑張ってはいたけど。
若手は皆、そうだった。そんな中、少し、佐藤祐基くんは良かったかな。
内田滋くんにはびっくりしたし。目立つ役をもらったね。


小野武彦さん。
ゴージャスと違って、こちらは芝居のやりがいがあったでしょうねー。
もう、あんなのには二度と出ないでね。