江戸宵闇妖鉤爪 in大阪松竹座

今月の大阪松竹座は『壽初春大歌舞伎』
夜の部最後の幕を幕見してきた。
まず、幕見席券を入手しなければいけない。
11時頃に到着。まだ残ってた。よかったわ〜。
友人Kさんの分と2枚購入。
「買えたよ〜」と待合せの時間と場所をやりとり。
そうしながら、別件のため梅田に向かう。


江戸川乱歩「人間豹」より
江戸宵闇妖鉤爪(えどのやみあやしのかぎづめ)
明智小五郎と人間豹─
明智小五郎       幸四郎
商家の娘お甲
/女役者お蘭
明智の女房お文    扇 雀
目明し恒吉       錦 吾
老婆百御前       吉 弥
同心小林新八/娘お玉  高麗蔵
恩田乱学/神谷芳之助  染五郎
 色男で道楽者の下級武士神谷芳之助の恋人がたて続けに何者かに殺されます。これらの事件には、ともに目をつけられてからちょうど百日目に殺され、肩には鋭い咬まれたような傷という共通点があったことから、隠密廻り同心の明智小五郎は、それらを同一犯の犯行とにらみ、人を食い殺す人間豹の仕業と見極めます。次の狙いが自分の女房であると知った明智は、人間豹・恩田乱学の挑戦を敢然として受けて立つ決意をするのでした。
 妖しげな見世物ショーや大凧の宙乗りまで、妖しくも恐ろしい、江戸川乱歩の世界を歌舞伎に取り込み、九代琴松こと松本幸四郎の演出により東京で初演され、大きな話題となった作品の大阪初上演です。
 幸四郎明智小五郎染五郎の神谷芳之助、恩田乱学の二役による怪奇の世界を存分にご堪能下さい。(大阪松竹座のサイトより)


おもしろかった〜!
乱歩やから怪奇もので荒唐無稽やねんけど。
ちょっと漫画チックな感じも。
幕見は3階最後列やから、見えなくて前のめりになって見てもOK。
後ろの人を気にせず見ることができるのもいい感じ。
そりゃあ、花道はほとんど見えへんし、鳥屋はもちろん見えない。
けど、私は好きやねん。
今回は宙乗りがあったから3階席の方が楽しいし。
やっぱ、いいなあ、歌舞伎は!
来月も歌舞伎公演。
やけど、幕見席はあるのかなあ?
5月は團菊祭やもんね。


友人Kさんも、とても良かったと喜んでくれた。
うん、わかりやすくておもしろかった。
生まれて初めて歌舞伎を見たんやって。
以前に誘った「シネマ歌舞伎」もすごくおもしろかったけど、
やっぱり生の歌舞伎はもっとずっとおもしろいって。
あったりまえや〜ん!!!
「また誘って! 強制的に」って。おいおい。
幕見席があるってこと、知らない人が多いねんな。
高い席を買わなくても、3階席で十分楽しめるってことも。


今月、夜のこの幕だけ見れば言いやって思ってたけど、
昼の部もいいんやって。
見たい・・・けど、アカンで!私。