七月大歌舞伎 大阪松竹座

関西・歌舞伎を愛する会 結成三十周年記念
七月大歌舞伎
を観るために、今日は大阪松竹座へ行った。

昼の部
一、妹背山婦女庭訓(いもせやまおんなていきん)
  三笠山御殿
二、大原女(おはらめ)
  国入奴(くにいりやっこ)
三、元禄忠臣蔵
  御浜御殿綱豊卿(おはまごてんつなとよきょう)
  第一幕 御浜御殿松の茶屋
  第二幕 御浜御殿綱豊卿御座の間
      同 入側お廊下
      同 元の御座の間
      同 能舞台の背面

夜の部
一、双蝶々曲輪日記(ふたつちょうちょうくるわにっき)
  井筒屋
  米 屋
  難波裏
  引 窓
二、弥栄芝居賑(いやさかえしばいのにぎわい)
  道頓堀芝居前
三、竜馬がゆく(りょうまがゆく)
  風雲篇

という演目。私が観たのは夜の部。


JRが遅れていて開演時刻に遅れて入場。
遅れた理由を
天神祭でお客様の乗降に時間がかかったため」
加えて
阪和線の不具合が他にも影響したため」
とJRは言うのだが、阪和線のことはともかく、
天神祭の混雑は予測できることではないのか?
毎年、この日に天神祭は開催されている。
“学習”できないのか? JR!!!


話がそれた。
松竹座七月の大歌舞伎には、毎年、ご贔屓の仁左衛門丈が出演する。
本当は両方観たいのだが、経済的理由により、迷って夜の部にした。
竜馬がゆく』を観てみたかったから。
2007年から3年に亘って歌舞伎座
「立志篇」「風縁篇」「最後の一日」として上演され、
今年2月には博多座で立志篇を上演。
関西では初の『竜馬がゆく』である。
結果は。う〜ん・・・・良かった!!! とはいえない、かな?
全体的に舞台上が暗かった。
薩長同盟を成すために画策する様子を中心に描かれているのだが、
かなり端折ってあって、『龍馬伝』を見ていないとわからないかも?
おりょうとの出会いもなかったし。
寺田屋で襲われたとき、あんなやったんかな?
「立志篇」から順番に観たかったな〜。
染五郎竜馬は良かった。テレビのより数段良い。(比べることが間違い?)
そういえば、染五郎・孝太郎・愛之助・吉弥・猿弥は夜の部すべてに出演。すごいわ。


ご贔屓の仁左衛門丈を観るなら、昼の部『御浜御殿綱豊卿』が良かったのかな。
幕見で、と思っていたけど、暑すぎて出られなかった。(苦笑)
劇場に入って舞台写真を見たら、素敵だ。(は〜と)
あ〜ん、やっぱり観れば良かったな。
『双蝶々曲輪日記』で花道から登場した瞬間、空気が変わった。
流石だ。しあわせ。


関西・歌舞伎を愛する会 結成三十周年記念
『弥栄芝居賑』上演。
舞台上の役者と一緒に、お客さんも手打ちをした。
仁左衛門丈が「大阪締めで」と。
なに、それ?? と思いながら、一緒にパンパンしてきた。
前に歌舞伎座でやったときとは違ったな〜。
いや〜、おもしろかった。


帰宅して調べたら、
打ちまひょっ(パン・パン)
もひとつせぇ(パン・パン)
祝うて三度(パ・パン・パン)
とやっていたらしい。
歌舞伎座で、中村勘三郎襲名披露で観たときは、それはすごかった。
舞台上と両花道に役者がズラリ。
1階から3階まで、補助イスまで出た盛況。
そして、私のいた幕見席は、席数80いくつのところ、
立ち見までぎっしり。150人くらい入れてたと思う。
(消防法、大丈夫やったんかな? 苦笑)
一番後ろの一段高くなっているところに立って背伸びして観た。
それだけの人がいっせいに、「お手をはいしゃく〜」って。
ほんま、すごかったわ。


きょうのエピソードは後日、書く。