明日香へ

明日香村で、5月15日から「キトラ古墳壁画四神特別公開」開催中。
行きたいなあと思っていたら、「それより、こちら!」と、
シルクロード ― 奈良への道 平山郁夫展」を勧められた。
二度と拝見出来ないという作品も今回は出展されている、とか。
会期は明日まで。はよ、行かな〜!
当初1人で行くつもりだったが、母を誘ってみたら乗ってきたので同行。
出足が遅れて、大阪で昼食を済ませてから明日香へ向かった。
橿原神宮駅で下車。バス乗り場には大勢並んでいる。
キトラ壁画を見に飛鳥資料館へ行く人が多い。私達は万葉文化館へ。
着いたら、会館前の広場でなにやら声が聞こえて、人が集まっている。
なんやろう? と行ってみると、女優の浅野温子さんが居た!
浅野温子よみ語り・飛鳥藤原ものがたり回廊」をやっていたらしい。
始まってしばらくたっていたが、好きに見ていいようだったので、
適当に座って見ていた。
神話の世界を、浅野さんのひとり語りに、ヴァイオリンとドラムで効果音をつけて表現。なかなかおもしろかった。


さて。広い会場にゆったりとした展示。平山画伯の世界。
そう混雑もしていなくてゆっくりと鑑賞することができた。
中には見たことのある作品もいくつかあったけど、
素晴らしい作品の数々を堪能した。
どの作品も立体感、臨場感があって、とても力を感じる。
本物の絵。
1時間強、鑑賞して会場を出る。出たところで、ソフトクリーム!


そして、せっかくなのでキトラ壁画を見るため、飛鳥資料館へ。
普段は18時までなのだが、土曜日は21時まで開館。
今日は帰りを急がなくて良かったので、ゆっくりと見た。
初めに、古墳内部の様子を表したレプリカ、壁画を元に作成した幟を展示してある。
その横には出土した服装品の展示があったのだが、
興味深かったのは、その上にある解説。
これまでの発掘調査のそれぞれの段階での考察が書いてあるのだけど、
あれを印刷物にして配布して欲しい!
次の部屋には、キトラ古墳高松塚古墳の紹介ビデオ。
そして、いよいよ。
壁画四神の現物を見る。青龍・玄武・白虎・朱雀。
これまでに公開されているものもあるが、私はどれも初めて見る。
空いていたので、じっくりと質問をしながら見ることができた。
良かった。


お天気も良く、かといって暑くもなく、過ごしやすい一日だった。
見たかったものをゆっくり見ることができたし、良い休日だった。
高い建物が何も無くて、
また、行こうっと。