THE SCARLET PIMPERNEL


THE SCARLET PIMPERNEL 宝塚月組公演
5月1日(土)11時 宝塚大劇場 1階25列上手
 パーシー・ブレイクニー:霧矢大夢
 マルグリット・サン・ジュスト蒼乃夕妃
 ショーヴラン:明日海りお(Wキャストは龍真咲)
 ロベスピエール越乃リュウ(組長)
 アントニー・デュハースト:青樹泉
 アンドリュー・フォークス:星条海斗
 アルマン・サン・ジュスト龍真咲
2008年6月に星組で初演された、ブロードウェイミュージカルの再演。
当時のトップコンビ、安蘭けい遠野あすか、柚希礼音による上演だった。


観ようかどうか迷ったが、きりやん の大劇場お披露目や〜!と観に行った。
きりやん、良かったよ。実力あるものね。
おちゃらけパーシーも、志あるピンパーネルも、怪しげなグラパンも、
よくやっていたと思う。
ちょっと感じたのは、歌声が太い、というか、硬いというか、
もうちょっと軟らかい声が出るともっといいかなあ、ということ。

マルグリットの蒼乃さん。初めて(認識して)見た。
まあ、よくやっていた、のかな?
私の印象は、遠野さんの縮小コピーという感じ。

ショーヴランの明日海さん。ペケ。ごめん・・。
子供に見えるねんもん。若くてかわいらしい人やからねえ。
きりやんと対峙するには、まだまだ。
歌も、メロディのある曲はまだいいけど、心情を激しく吐露する曲はダメ。
♪鷹のように♪を歌いこなすには、まだまだ遠い。
BW盤を何度も聴いている耳には、受け付けられなかった。
Wキャストの龍さんを見る予定はない。5日の昼が取れれば・・と思ったが完売。

全体的に、力不足を感じた。
きりやんと組長以外の男役に、吸引力を感じなかった。娘役は、誰も。
フィナーレのエトワールも印象に残らず。
あ、トップコンビのデュエットダンスは素敵だった。
男役の、剣を持ってのダンスも良かったな。

迷っていたのは、“96期生”が出るから。
いつもの初舞台生と違って、今年は、その存在を否定したい。
口上のときは、中に入らなかった。
席まで案内してくれた人に、ラインダンスはどこで何分あるのかと尋ねたら、
「13時45分から3分ほど」だとの回答。今までも尋ねる人がいたのだろう。
幸い、端の席だったので抜けたが、いつもと変わらず手拍子も拍手もあった。
公演終了後は、何事もなかったかのように「普通に」ジェンヌ生活を過ごしていくのだろうな。
私としては、さっさと全員辞めて欲しい。
入団させた劇団に疑問を感じるけれど、大きな力には勝てないということだ。