バンクーバー オリンピック(その3)

さて、問題の?男子シングル。(笑)
男子シングル結果
1位:LYSACEK Evan(アメリカ)SP2位90.30、FS1位167.37、計257.67
2位:PLUSHENKO Evgeni(ロシア)SP1位90.85、FS2位165.51、計256.36
3位:郄橋大輔(日本)SP3位90.25、FS5位156.98、計247.23
4位:LAMBIEL Stephane(スイス)SP5位84.63、FS3位162.09、計246.72
5位:CHAN Patrick(カナダ)SP7位81.12、FS4位160.30、計241.42
6位:WEIR Johnny(アメリカ)SP6位82.10、FS6位156.77、計238.87
7位:織田信成(日本)SP4位84.85、FS7位153.69、計238.54
8位:小塚崇彦(日本)SP8位79.59、FS8位151.60、計231.19
以下、気になるところ
9位:ABBOTT Jeremy(アメリカ)SP15位、FS9位
16位:JOUBERT Brian(フランス)SP18位、FS16位
19位:VERNER Tomas(チェコ)SP19位、FS17位

録画しておいた演技を見た。
やはり、一番おかしいのは5位のチャン。カナダのチャンピオン。昨季のワールド2位。
地元開催のオリンピックで、カナダは金メダルを取らせるつもりだったのだろう。
大コケしなければ大幅な点数補正をして、金メダル!の予定やったんやろうね。
しか〜し! SPで出遅れた時点で、それはいくらなんでも無理な相談だった。
ところが。FSでは驚きの点数補正。クワドなく、3A失敗にもかかわらず160点台4位とは!?
スケーティングが上手いのかもしれないが、これでは他の選手たちの努力はどうなるのだ??
カナダが勝たせたかったの!! ここはカナダなの!! ということが顕著である。
ある意味、め〜っちゃわかりやすいわ、ほんま。
ソルトレイクのペア2組金メダル事件で、採点方式が大きく変わったフィギュア。
試合ごとの相対評価ではなく絶対評価に。
ジャンプはそれぞれの基礎点を決めて、出来ばえ評価(GOE)で増減。
ステップ、スピンはレベル1〜4で評価。
総要素点(技術点TES)+総構成点(表現点PCS)で採点される。
問題?(諸悪の根源ともいうべきか?)はGOEとPCSの中のTR(Transitions要素のつなぎ)。
審判の主観が入るし、ソルトレイク時に問題になった“操作”が可能な部分だ。
まさに、そこで操作が行われた。と、私は思っている。
クワド決めた小塚くんより、チャンが上っておかしいやろ??
小塚くんは、曲で損していると思うなあ。ノリが悪いんよね。
チャンのように有名な曲を使うのも、実力のない選手なら危険なことだけれど。
流れがどうのこうのって言うけど、流れのあるスケーティングに定評のあるウィアーに、
あの点数はないよ。しっかり滑っているのにね。
ライサを金メダルにするための配慮、かと思う。チャンがコケたからライサにポイント。
8年前のソルトレイクシティのときは、どうしても北米選手を金メダルにできなかった。
ヤグディンプルシェンコが強過ぎたから。
男子シングルは、1988年カルガリー、ブライアン対決を制したボイタノ以来の金メダル。
め〜っちゃ疑惑ありありやけど金メダル。採点競技はすっきりせえへんなあ。
プルも本来の出来とは言えなかったことは確か。ギクシャクしていた感がある。
ま、ライサチェクに罪はない。良かったね、おめでとう。
私は“踊る”スケーターが好きなので、あまり好きではないけれど。
やっぱ、ランビエール&ウィアーでしょ! 引退したバトルも大好き。
(アララトは名プロや!)
あ、ソルトレイクヤグディンは別、ね。踊る人じゃないけど素晴らしかったもん。
SPのウィンター、FSの仮面の男。共に名プロ。