ウーマン・イン・ホワイト

ウーマン・イン・ホワイト』シアターBRAVA!

今回が再演。初演時は大阪公演がなくて残念だった。
1階後方の下手。遠かったけど2つ前の列が空席だったようで、
前が邪魔にならずに観ることができた。


初演時のキャストはこう。
2007/11/18〜2007/12/2 青山劇場( → 今回の再演)
マリアン・ハルカム:笹本玲奈
ローラ・フェアリー:神田沙也加( → 大和田美帆
ウォルター・ハートライト:別所哲也( → 田代万里生)
パージヴァル・グライド卿:石川禅( → パク・トンハ)
謎の白いドレスの女:山本カナコ( → 和音美桜
フェアリー氏:光枝明彦
フォスコ伯爵:上條恒彦( → 岡幸二郎


今回再演のスタッフ
作曲:アンドリュー・ロイド=ウェバー
作詞:デヴィッド・ジッペル
脚本:シャーロット・ジョーンズ
演出:松本祐子
翻訳・訳詞:竜真知子
音楽監督・指揮:塩田明弘


BRAVAサイトより引用
《あらすじ
―渦巻く陰謀、隠された真実…
   守りたいものはこの想いだけ―
 貧しい画家ハートライト(田代万里生)は、富裕な地方地主、フェアリー家の姉妹に絵を教えるため、旅立つ。途中、一人夜道を歩く彼の前に、不意に白いドレスの女和音美桜)が現れる。彼女は「人に追われている」と助けを求めるのだが、力になろうとするハートライトに謎めいた言葉を残し、再び闇の中へと消えてしまう。
 やがて、広大な屋敷に着いたハートライトを迎えたのは、才気にあふれたマリアン(笹本玲奈)、そして控えめで美しいローラ(大和田美帆)の異父姉妹だった。ハートライトは妹のローラを見て驚く。なぜなら彼女は「白いドレスの女」に生き写しだったからだ。父母を亡くし、後見人の叔父フェアリー(光枝明彦)と暮らす姉妹は、時を重ねるにつれ、それぞれにハートライトに惹かれ始める。一方ハートライトはローラに熱い想いを寄せていく。
 しかし、ローラには、亡父の決めた婚約者パーシヴァル男爵(パク・トンハ)の存在があった。家柄の違いをかみしめ、失意のうちに屋敷を去るハートライト。しかし事態は、パーシヴァル卿とその友人フォスコ伯爵(岡 幸二郎)の陰謀によって、思いもよらぬ悲劇へ。ローラを守るため、隠された真実に立ち向かうマリアン。守りたいものはこの想いだけ―》


下調べをせずに観に行ったので、ミステリー・ミュージカルとは知らなかった。
おもしろいストーリーだった。音楽が良かったことは言うまでもない。
普通は舞台下のピットにいるオケは、舞台上、下手上方に。
指揮はシオヤンこと塩田明弘氏。メルマガ、読んでるよ!
終演後にはトークショーがあり、なんとメイン7名全員登場。
司会進行はシオヤンで、おもしろかったなあ、もう。


キャストについての感想を。
幕が開き、下手から万里生くん登場。ミュージカルは3作目だそうだ。
歌は、上手い。お芝居、ちょっとはできるようになったかな〜?
白いドレスの女の和音さん。初めて観た。元タカラジェンヌ
歌の上手い娘役さんとして有名だったらしい。さすがに、上手かった。
余談だが、4月に梅田でコンサートがある。
先日、ブリーゼでチラシを取ってきた。行きたいなあ。
この役の初演キャストに驚き。
山本カナコさんって。新感線の、やんね?
え〜、あんなに歌えるんやったっけ??
芝居、どんなやったんやろう? 気になる〜!!
姉役の玲奈ちゃん。上手い。歌も芝居も。
昨年、テレビで歌声を聴いたときには「下手やなあ」と思ったけど、
あの収録の日はたまたま調子が悪かったのか。
テレビでちょいと歌うのと、舞台で役を演じるのとは違って当たり前か。
妹役の大和田美帆。頑張っていたけど、上手いわけではない。
なんといっても、“華”がない。こんなところに出てくるタイプじゃない。
「ソプラノで歌うなんて・・」と言ってたけど、
ほんま、開口からお稽古しました、まだお稽古中です、という感じ。
叔父役、おみつこと光枝明彦さん。半年ぶり、くらいかな。
相変わらず達者な人だ。かなりのお年やけど、声がいい、若い。
悪役のトンちゃん。観るのはルドルフ役以来かな?
金がすべて の嫌〜なやつをよくやっていたと思う。
その友人役の岡幸二郎さん。もう、素晴らしい!
イタリア人の伯爵を余裕たっぷり、イキイキと演じる。
華があり、メイクにも凝る人だから、登場しただけでそれとわかる。
トークショーで「再演から入るのって恐い」てな事を言っていて驚いた。共演者からもツッコミが入ってた。岡さんでも、恐いんかいな。
いっぱい出てはるけど、主演はないような・・? タイプじゃないのかな。
脇で目立つ役をしてはるほうがいい人かな。
いつか、トート役を観てみたいと思うのは私だけか? 似合うと思うねんけど。




トークショーはおもしろかった。かなり個性的なメンバーのようで。
ぶっちゃけトーク?の中、トンちゃん一人だけ大真面目なのもおかしかった。
役の台詞以外の日本語は、そう達者でもないのかな。
シオヤンの司会もおもしろかった。
「“再演が観たい”とアンケートに書いて」と言うと、
岡さんが「“このメンバーで”とも書いて」と。爆笑。
再演しているのに座席でトークショー観るのは嫌、ということらしい。
うん、しっかり書いて出したで〜。もう一言「大阪でも上演して」と書いて。