プルシェンコ

エフゲニー・プルシェンコ 通称ジェーニャ
ロシアのフィギュアスケート選手。
初めて見たのは、長野オリンピックの翌年、大阪で開催されたアイスショー
当時16歳(まだ15歳だったかも)でまだまだ子供、しかし、
前年のワールドで弱冠15歳にして銅メダルを獲得した新鋭だった。
他の人の演技中に、会場内をウロウロ。ランニングしてたんかな?
高い所に上がったりしていて「あの子、何やってんの?」と思った。
演技は、特に覚えてないな〜。生で見たのになあ。
客席に入って女性をハグしていて「アンタはほんまにロシア人かいっ?」と思った。
私のイメージでは、硬いねんってロシア人って。
あのときのスターはイリヤ・クーリックとフィリップ・キャンデロロ
リレハンメルの金メダリスト、アレクセイ・ウルマノフも。ご贔屓なので入れておく。
イリーナ・スルツカヤも来ていて、彼女のバースデイを会場で祝った。
かわいかったな〜、彼女。りんごみたいなほっぺをしていた。
のちにプルシェンコのライバルとして激しい戦いを繰り広げることになる、
2歳年上のアレクセイ・ヤグディンも、まだまだ垢抜けない男の子だった。


さてその2人。ヤグディンプルシェンコ
元々、同じコーチに付いていた。アレクセイ・ミーシンというおじさん。
キスクラでジェーニャの隣にいる、こわそ〜なおっちゃん。ほんまにこわいと思う。
ソルトレイクでSPに失敗したジェーニャへの態度がめちゃめちゃ冷たくてびっくりした。
ヤグディンのことは「たいしたことない、才能のない選手」とのたまったとか。
それでアリョーシャはタラソワさんに教えを請うべくアメリカへ渡ったそうな。
ソルトレイクでのアリョーシャはすごかった!
SP:ウィンター、FS:仮面の男、ともにパーフェクト。
“踊る”スケーターが好きな私だが、この演技は素晴らしいと思う。
前述したジェーニャのミスも手伝って、アリョーシャは念願の金メダルを獲得。
その直後のワールド(長野)でも4度目の優勝を果たし、
なんと、そのシーズンのISUの大会を完全制覇したそうだ。


悔しい思いをしたジェーニャ。トリノでは圧倒的な力の差を見せ付けての金メダル。
SPで他の選手をあきらめさせ、FSでは余裕の演技。
欧州選手権のFSの方が断然レベルが高かったもの。
私は、トリノは彼に金メダルを!と祈っていたから、嬉しかった。
そのあとのエキシでも、主役中の主役。いや〜、良かったわ!
トリノでは、練習も含めて一度も失敗をしなかったそうだ。


トリノのあと、引退。復帰するするといって実現せずだった彼が、4季ぶりに戻ってきた。
オリンピックに照準を合わせて。
大本命のいない男子シングル。ひょっとすると連覇なんてこともあり かも?
過去には3連覇が1人いる。めちゃ昔やけど。
2連覇が2人。その1人、ディック・バトンって、よく全米で物申してるおっちゃんやん。
すごいな〜、こんな人がごろごろいてるから、現チャンピオンにもズケッと物言いはんねんなあ。
話を戻して。
このロシア大会、ジェーニャはライバルにプレッシャーをかけた。
GPはこれ1戦のみ出場だからファイナルは出ない。
オリンピックまで、じっくりと調整か? 試合感が鈍れへんのかな?
キングにはそんなん関係ないんか?
なんにせよ、楽しみが増えた。バンクーバーとの時差って、どんなん?