「祈念」じゃないの?

今日、8月6日は広島原爆忌。68回目。
NHKの中継を見て、あれ?と思った。
“広島平和記念式典”とタイトルが出たから。
「祈念」じゃなくて、「記念」なん?
字幕をONにしていると、式典での言葉は「祈念」と言っているのに。
国語辞典がすぐそばにないので、ネット検索。
大辞林 第三版によれば、
祈念:
神仏に祈り,目的の達成を念じること。 「成功を−する」 「墓前に−した/思出の記 蘆花」
記念:
① あとの思い出として残しておくこと。また,その物。 「卒業を−して植樹する」 「 −品」
② 過去の出来事への思いを新たにし,何かをすること。 「 −の行事」
とある。
「祈念」やと思うけどなあ・・。
正式には、“広島市原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式”というのだと。
ほんなら、“広島平和「祈念」式典”じゃないの?
ちなみに、長崎市は“長崎平和祈念式典”(正式には長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典)。
なんで、広島は「記念」なんでしょうか??


被爆者の平均年齢が78歳をこえた、と。
そらそうでしょ。5歳で被爆した父は73歳やもん。
原爆投下時、祖母の胎内にいた叔母は被爆者ではないもんね。
胎児については、
長崎にあっては昭和21年6月3日まで,広島にあっては昭和21年5月31日まで
に生まれた者 とされているから。
長い年月。