ミュージカル ロミオ&ジュリエット

フランス招聘版 ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』
梅田芸術劇場にて 2012/10/26〜11/04
3日夜の部を3階席で観劇。
ロミオ役:シリル・ニコライ
ジュリエット役:カンディス・パリーズ(1stはジョイ・エステール)
ベンヴォーリオ役:ステファヌ・ネヴィル
マーキューシオ役:ジョン・エイゼン
ティボルト役:トム・ロス
乳母役:グラディス・フライオリ
キャピュレット夫人役:ステファニー・ロドリグ
キャピュレット卿役:セバスティエン・エル・シャト
モンタギュー夫人役:ブリジット・ヴェンディッティ
大公役:ステファヌ・メトロ
ロレンス神父役:フレデリック・シャルテール
死(La Mort):オレリー・バドル
ミュージカル『ロミオ&ジュリエット』


多くの日本人ファンは、この作品をウィーンから知ったことだろう。
私もそうだ。
宝塚・星組(これは見た)で上演、雪組月組(どちらも未見)ののち、
城田優、山崎育三郎がWでロミオを演じた日本版を経てのフランス版上演。
表現の豊かさ、濃さ(笑)。歌のうまさ。
いつも思うけれど、来日キャストは歌うときに肩が動かない。
肉体の強靭さが我々日本人とは根本的に異なるのか。
日本版と大きく違った点は、
モンタギュー卿の不在 と キャピュレット夫人の性格。
「男がすべてを決め 女は従うだけ」と歌う夫人。
小池修一郎氏演出の日本版では、かなり奔放な女性だった。
普通なら逆じゃないの?と思えて興味深い。
この回のジュリエット役はセカンドキャストだった。
栗色の髪に愛らしい顔立ち、背も低め。とってもかわいらしい。
けれど、歌はうまいしジュリエットとして十分。
来日公演のセカンドでこれだけのレベルなのかと驚き。
お話は大変に有名なので割愛。


楽しかったのは、カーテンコール!
東日本大震災を意識しての「祈り」の曲から。
一転、「二十歳とは」「世界の王」「ヴェローナ
と、全員での迫力十分な歌声+ダンス。
ヴェローナ大公役、うまい〜! 客席の盛り上げ方もうまい〜!
やはり、もう一度見れば良かったかなあ?とちと後悔。
いやいや、他にも見たいものがあるのだよ・・。
こういうプレゼントもしてくれたらしい。