八日目の蝉

『八日目の蝉』本日公開。
原作は知らない。NHKの連続ドラマは見た。
映画を見に行ったのは、近くのシネコンの今月中使用のチケットのため。
この女性の取った行動、正直、よくわからない。
映画は、偽りの母親に気持ちがいくような作りになっている。
けれど、真の母親は相当気の毒だと思うなあ。
彼女が「鬼」のように見えてしまうような描き方はいかがなものか。
一番の被害者は娘。
一番悪いのは、当然ながら父親。
良いとか悪いとかを論じることがテーマではないのだろうが。
そういうことは超えて、娘を見つめる偽りの母親に涙が出る。
フェリー乗り場でのシーン。「ご飯を・・」に号泣。
いや、その前からちょくちょく涙が。
でも、同情はできないなあ。


永作博美が上手い。
井上真央ってこういう役もできるんだ。
小池栄子は良かった。少し作りすぎで気持ち悪い気もするけど。
男性が見てもつまらない映画だと思うな。