モーツァルト! 2回目

東宝ミュージカル『モーツァルト!』
私は今回2度目の観劇。ヴォルフガング役は井上芳雄くん。
MY楽でもある。
男爵夫人は香寿たつきさん。アマデは松田亜美ちゃん。


前回、いっくんヴォルフを観たときに井上くんの声を「細すぎる」と書いた。
訂正。そんなことない! 低音がよく響いてとても良かった。
今日の井上ヴォルフを観ていて、思った。
悩み、苦しみながらも継続するって、こういうことかなって。
舞台は、役の設定年齢=役者の実年齢 ではできないよねえと実感。
パパの死の場面辺りから身体が震えた。
ラストの♪僕こそ音楽♪のファルセットが胸に沁みた。
笑顔の死に顔は美しかった。
亜美ちゃんアマデは表情豊かでかわいらしい。いいよ、いい!
私は好きやな。
見損ねた黒木アマデは氷のように冷たいとか。評判良し。
観られなくてめちゃくちゃ残念や!
香寿夫人。♪星から降る金♪ 堪能いたしました。
男爵夫人役はこの方が好き。
役作りでは初演の久世夫人も良かったけど、歌が・・・・。(苦笑)
私は今回の公演で初めて観たのだけど、
コンスタンツェ役の島袋寛子ちゃんは大健闘だと思う。
まず、芝居が良かった。私が「できない」と思ってただけか?
声もしっかりしていたし、ヴォルフに対する感情を豊かに表現。
悪夢にうなされた彼を抱きしめて「汗をかいてるわ」とか、
そのあとの場面でも、抱きしめて背中をさすってあげるとか。
プラター公園で恋に落ちる場面も良かった。
歌も、初演時(私は観てないけど)に悪評のキンキン声じゃなくて、
きちんとしっかり出ていた。・・・・って私は絶対音感なんかないけどさ。
う〜ん。やっぱり、ミュージカルはいいなあ。
と思うことのできた公演。


出待ちで、ちらっと井上くんの姿を見た。
清々しくて良かったな、うん。