風が強く吹いている

試写会に行った。当たったようなのだが、いつ、どこの分に申し込んだのか覚えていない。
はがきが封書で送られてきたんやけど、送信元がなかった。はがきにも特に書いていなかった、ように思う。
謎や・・。まあ、いいわ(笑)

去年かな? 原作を読んだ。良かった。
映画化されると知って、変な映画にしないで〜と心配した。
が、脚本が大森寿美男さんと知ってほっとした。
彼の脚本は、『ちりとてちん』『風林火山』ともにとても良かった。
10区間だから、当然ランナーは10人いる。
自分の区間を走りながら彼らが何を思い、何を感じているか、その描写がとても良かったのだ。
残念ながら、2時間強に納めなければいけなかった映画では、そこが物足りない。
演じる役者も、主演の小出恵介以外は、上手いとは言えない。
が、こういう映画は、それでもいい、というか、そのほうがいいのか、とも思える。
上手さが鼻に付く といったことがないほうが、良いということもあるだろう。
やっぱり、すっきりと泣けたし、良い映画だったな、と思う。
元々、箱根駅伝は好きで毎年テレビで見ている。いつか、沿道へ行ってみたい。
箱根に泊まって山登り&山下りを見るのもいいなあ。寒いやろうけどね。
ほとんどが素人の集団が、4月にトレーニングを始めて10月の予選会を突破し、箱根駅伝に出場する、なんてありえない!と思う。しかも、シード権獲得までしてしまう。
カケルの台詞にもあるけど、そんなに甘いもんじゃないよ。ありえへんって!
今年の予選会はもう終わったけど、47チーム参加して突破は10チーム。常連と言える順大は落選。
スーパールーキー村澤君を擁する東海大も総合では9位だった。いや、これは作戦か?
今回の本命は東洋大かな。私としては、早稲田大に期待しているけれど。
映画の話に戻ろう。
カケルと同じように、「そんな甘いもんじゃないで〜」と思う。
けれど、ハイジの長距離走論を聞き、そこからはじき出されるトレーニング計画が体現されていく過程で、「あり、かも?」と思えてくる。みんな、各自のレベルで努力している。悲壮感はほとんどないけど。
夏合宿で一緒になった東京体育大学のトレーニングを見て、「これが普通の陸上部か〜」には笑う。
「駅伝に出たら、女の子にもてるってホントか?」なんて不順な動機もあり、ごく普通の学生が走るんやなあ、と。
実際の箱根だって、卒業しても走り続ける学生はひと握りだろうしね。
原作が文庫本になっている。もう一度、読んでみよう。
舞台化もされて、録画して置いてある。この機会に、観てみようっと。
読売新聞社yorimoサイトにあるブログもちゃんと読もうっと。