全日本フィギュア

終了。
オリンピック・シーズンである今年の大会。
女子シングルの争いは熾烈だった。
まず、結果を書く。
1位 浅田真央 204.62
2位 鈴木明子 195.90(GPファイナル3位)
3位 中野友加里 195.73
4位 安藤美姫 185.44(GPファイナル2位)
5位 村上佳菜子 176.61
6位 今井遥 166.16
7位 村主章枝 161.29
8位 後藤亜由美 159.15
9位 武田奈也 158.81
10位 藤沢亮子 157.88
11位以下は省略。


日本スケート連盟が出した、オリンピック代表選手選考基準は、
① グランプリ・ファイナル3位以内の日本人最上位者を、その時点で内定する。
この場合でも、原則として、全日本選手権への出場が条件となる。
全日本選手権優勝者は、原則として、選考するものとする。
③ 以上の後、残る派遣枠については、
a 全日本選手権3位以内の者
b グランプリ・ファイナル進出者
c 全日本選手権終了時点でのワールド・ランキング日本人上位3名(組)


GPファイナルでこの基準を満たし、既に内定を得ているのは安藤さん。
残りは2枠。
まず、全日本優勝の真央ちゃんを選出。
3人目は、鈴木さんに決まった。
今シーズン、躍り出た遅咲きの選手。
今日のフリー演技にはとても感激した。
終了後の感極まった表情にもらい泣き。
得点が出たときの涙に、「良かったね〜」とまたこちらも涙。
GPファイナル3位の実績に、僅差とはいえ全日本2位。
摂食障害に苦しんだこともあったそう。
オリンピックの舞台で、思いっきり
リバーダンス&ウエストサイド物語を踊ってきて欲しい。


反対に、とても残念な結果になったのは、中野さん。
結果的には、冒頭の3連続ジャンプで躓いたのが響いたらしい。
鈴木さんとの差はわずかに0.17。
今季のGPシリーズで結果が出せていなかった。
ファイナル3位の鈴木さんには今大会開幕時点で遅れを取っていた。
調べてみたら、昨年は5位でワールドにも出ていなかった。
過去にはワールド4位の実績があるんやけどな。(5位も2度ある)
前回トリノの時も、あと一歩届かず代表を逃している。
今回にかける思いは強かっただろう。勝負の世界は非情である。
無理やとわかっていても、他の国から1枠もらわれへんのかな〜と、
本気で思ってしまうわ。


優勝した真央ちゃん。
日本中のフィギュアファンが、彼女の復調を期待していたと言っても過言ではなかろう。
SPでは3Aが回転不足を取られたようだけど、FSでは決めてくれた。
初めてのオリンピック。
韓国のキム・ヨナとの対決が楽しみだ。